第16回K君のレッスン [生徒カルテ]
今回はK君の心の予定通り、お母様はお兄ちゃんのヴァイオリンのレッスンに行かれました。
だから、K君はとってもリラックスしています。
でも、私は内心やっぱりお母様の付き添いがあった方が良いのですが…K君が両方のパターンに対応できるようになってくれる日を待つばかりです。
さて、今回のレッスンではドリルが新しくなりました。やさしいおんがくドリル 幼児版 上巻です。
このドリルにはシールはついていませんが、文房具店で買い求めたカラーシールで代用するつもりです。
今回のレッスンでは、K君の手の形を書いて右手と左手を区別する事と指番号を覚えるページでした。
手の形の絵に指番号を書き込むページではK君はちゃんと数字を書き込んでくれましたが、まだ絵を描いたり字を書いたりは慣れていないようです。
最近のK君は色々な物事にチャレンジをしようとしている、彼なりの一つの急成長期を迎えていますから、そのうちに色塗りも上手になるとは思います。
何かの本に発達障害のある人と普通の人の違いをディーゼルカーとガソリンカーに例えて書いてありました。
ディーゼルエンジンを積んだ車にガソリンを入れても上手く走らないのと同じで、発達障害のお子さんに他のお子さんと同じように教えても上手く行かないのは当たり前!だそうです。
K君には彼なりの順序があり,彼なりの成長をするのです。そして、入れる燃料(周囲の導き方)を間違えなければディーゼルカーは走るのですから。。。
今はK君の大事な成長期、他のお子さんより早いか遅いかなんて関係ないのです。
ドリルが終わったら、彼のリクエストで音符トランプです、K君はババ抜きに勝つととっても良い顔をして嬉しそうです。
この音符トランプでド〜ソとシを覚えましたが、ラは何故かまだなんです(笑)ま、そのうち覚えるでしょう!
音符カードトランプの次はピアノです。K君はいつも宿題の曲はちゃんと練習して来てくれます。
そろそろ彼のタイミングを見計らって左手も弾いてもらいたいと思っているのですが、発達障害のあるお子さんは,一度に複数の物事を処理するのがとても苦手ですので、慎重にタイミングを見計らう必要があるみたいです。
レッスンが終わってからはお楽しみの「お隣の部屋で思う存分遊ぶ!」タイムです。今回驚いたのは隣の部屋には来客用のベッドがあって、
私の母の要望で電動リクライニング機能付きなのですが、K君が怪我をするといけないのでコンセントとベッドの裏側の配線を外してありました。
ところが、なぜかちゃんとベッドの背が起こされているのです
さすがはK君!電気配線には強いようです。
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