2013白川町パイプオルガン入門講座3 [パイプオルガン講座]
パイプオルガン入門講座、最終日は午後から受講生による発表会が行われます。午前中は発表会の準備のために複雑なスケジュールになる上に、私が子ども達に付き添ってあげる事ができませんので、朝から綿密なスケジュール確認を行います。さすがに3日目になるとオルガンの名前とクラヴィコードの場所は覚えてくれるのですが、子どもさんには時間の概念がありませんので、移動の順序を徹底的にメモさせます。
グロリアホールでのリハーサル、希望者レッスン、クラヴィコード、たったこの三つなのですが、二人一組にして、子ども達が動けるように段取りするのも容易ではありません。とても良い講座ではありますが、子どもさんだけで参加すると受けるレッスンも、部屋も、時間も、練習のためのクラヴィコードの使用も、練習のためのオルガンの使用も難しいのが現状です。それぞれのお子さんにご父兄が付き添えば問題ないのでしょうが、、、
例えば、地元白川町のお子さんがせっかく「オルガンが弾きたい」と参加したとします。募集要項には「父兄同伴」とは書いてありませんから、親御さんに送ってもらったり、自転車にまたがって会場にやって来ます。チラシに鍵盤楽器を習った事がなくても参加できます。と書いてある割に、次に送られて来る楽譜には「人前で演奏できるように練習して来て下さい」と書いてありますが、そもそも大量に送られて来る楽譜のどれが易しくてどれが難しいのか、楽譜が読めないのだからわからない。
結果、周りにはとても上手に弾ける方がほとんどで、場違いだったと後悔する。先生に練習してねと言われても、どうやって練習の予約を取って良いのかもわからないので練習できない。先生方も一生懸命フォローされますが、限界があります。地元白川町のお子さんの参加が少ない原因の一つと思われます。
せめて、鍵盤楽器が弾けない、楽譜が読めない人用の課題曲を準備するべきではないでしょうか?
受講生が練習を行うために会場には数台のクラヴィコードが準備してあり、各自が予約を書き込んで三日間で一人20分×7コマ練習できるようになっています。
クラヴィコードはこのような箱形の小さな楽器です、そして音もとても小さい楽器です。よくチェンバロと混同されますが、チェンバロは弦をひっかいて音を出しますが、クラヴィコードは金属のハンマーが弦を下から叩きます。
でも、優しい音色ですし、タッチがオルガンに似ているのでオルガンの練習にはとても良い楽器です。
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