第8回K君のレッスン [生徒カルテ]
第7回K君のレッスン [生徒カルテ]
第6回K君のレッスン [生徒カルテ]
第5回K君のレッスン [生徒カルテ]
レッスンのはじめにご挨拶したら、いつもK君は電子ピアノを思う存分鳴らします。
しばらくは彼の楽しそうな様子を見守りますが、頃合いを見計らって声をかけます。
今回も音符カードを見せて「これは何の音?」と聞くと、忙しく電子ピアノの鍵盤を叩きながらも答えてくれます。最近わかって来たのですが、K君はなかなかシャイな性格の持ち主で、自信のない事は答えてくれません(笑)
そんな時はムリに答えさせずに、さり気なく答えを教えます。
音符カードにはだいぶ慣れたようなので、今回はトランプのババヌキみたいにお互いにカードを取り合いながら音符を読むゲームをしました。
K君はこの遊びがとても気に入ってくれて、何度も繰り返した挙げ句の果てにカードが完璧に読めるようになってしまいました(^^ゞ
試しに、譜面台にカードを適当に並べて左から順番に指差しながら電子ピアノの鍵盤を弾く見本を見せると、最初は躊躇したものの弾きはじめました。
これにはお母様も驚いていました。
もう充分に今回のレッスンの目的は達成できたので「おしまいにしようか?」と聞くと「まだやる」と言って打楽器の入ったバスケットを引っ張り出して来て、実に楽しそうに叩きまくり(笑)
モンキータンバリンは足から履いてウエストに!
とても楽しそうな笑顔にこちらの顔もほころびます。
次回のレッスンでは何をしてくれるのか?
私が楽しみです(^^ゞ
第4回K君のレッスン [生徒カルテ]
第3回K君のレッスン [生徒カルテ]
それでも、ピアノですよと声を掛けると一目散にレッスン室に走って行きます。
レッスン室に入ると、早速電子ピアノを思う存分鳴らします。
先週教えた鍵盤のドはどこ?と聞くと、ちゃんと弾いてくれます。褒めると喜んでアコースティックピアノでも弾いてくれました。
K君お隣は何の音?と訊ねるとレと答えてくれました、その上鍵盤を一本指で弾きながらドレミファソラシを歌ってくれました。
でもK君のピアノタイムはここで終了したらしく、バスケットに入っている鈴やらタンバリンやらトライアングルを鳴らし始めてご満悦!
ガチャガチャ鳴らしている最中のK君に音符カードを見せながら、これはド、これはレ、これはミと教えたらすぐに覚えてしまって、カードを見せるとちゃんと答えてくれました、これにはちょっと驚きました。
ついでに、幼児用の楽譜を見せて音符を指差すとちゃんと読んでくれました。
まだ歌いながらリズム打ちとかはしてくれませんが、今回のレッスンではなかなかの進歩を見せてくれました。
第2回K君のレッスン [生徒カルテ]
この幼稚園では発達支援が必要なお子さんを積極的に受け入れているので、先生方はとても的確なアドバイスをして下さいますから心強いです。
K君に「ピアノですよ」と声をかけると、走って二階に上がろうとします。やる気は満々なようですが、手ぶらなので(笑)「ピアノにはおカバンがいるね」と声をかけて一緒に教室へ、先週と同じようにK君はまず気が済むまで電子ピアノを弾きます。
ところが今日はいつまで経っても気が済みません、ついにはお迎えのお母さん登場!
お母さんの協力も得て、歌を歌ってリズム打ちをしてもらいたかったのですが、K君は興味なし!
それでも先週覚えたチョキは忘れていなかったし、今日は鍵盤のドと音符のドを覚えてくれました。
お家でもちゃんとチョキの復習は自主的にやってくれていたようです。
「ピアノは楽しい?」と聞くと「うん」と答えるので、彼なりに楽しんでくれているみたいです。
焦らない焦らない(^-^)
第1回 K君のレッスン。 [生徒カルテ]
T.Tちゃん [生徒カルテ]
T.Tちゃん、年長さんです。
毎週、月火は幼稚園の2階の部屋を借りてレッスンをしています。
ここの部屋は広いのと、園長先生の希望もあって幼児グループレッスンを行っているのですが、T.Tちゃんは個人ピアノレッスン希望でやってきました。
彼女はピアノをはじめて約1年、3人兄弟の末っ子で、親御さんは何かと忙しいらしく、幼稚園が終わると「自動的」にピアノのレッスンに連れて行かれる便利さが良かったみたいで、特に「ぜひピアノが弾けるようになって欲しい」と思っている訳ではなく、むしろ「どうせ弾けるようにはならないだろうけど、本人が行きたがるから習わせている」様子です。
ですから、もちろん家で練習なんてほとんどやってきません(笑)
親が練習させないなら、子供に自発的に練習させるしかないのですが、あの手この手を使うのですがなかなか難しいものです。
こういうケースでは、宿題の曲をある程度まで弾けるようにして帰します。弾けない曲を一人で寂しく練習する可能性は低いけれど、弾ける曲なら弾くかもしれない...
まぁ、こちらの気持ちなどおかまいなしに、彼女は気が向いたときだけ練習してきます。
先週は大雪で彼女は幼稚園もピアノもお休みしました、昨日はピアノにやってきたのですが「せっかく覚えたヘ音記号をきれいさっぱり忘れていました」(笑)
来週もお正月でレッスンが抜けるから、次はト音記号も読めなくなるかな???再来週のお楽しみです。
T.Tちゃん、来年またがんばろうね!!
彼女は来年から小学生、小学校になったら親御さんはわざわざ幼稚園に彼女を連れて来ないでしょう。
何とか4月いっぱいまで来てもらって、小学校に慣れて落ち着いた頃にほかの教室に移ってピアノを続けてもらいたいと思っています。3月いっぱいでやめてしまうと、4月中に何もかも忘れてしまいますから。。。
T.K君 [生徒カルテ]
T.K君は中学3年生。4人兄弟の末っ子です。
このK家4人兄弟は全員ピアノを習いに来ています、上からY.Kちゃん大学4年生、N.Kちゃん専門学校2年生、M.K君高校2年生、そしてT.K君です。
K家とのお付き合いは、一番上の子が4才の時からですので18年間。T君は最初はいなかった(笑)M君もです。
初めて会ったときは生まれたての赤ちゃんだったT君も、今や身長175センチの剣道少年に成長し、さすがに抱っこ出来なくなってしまいました(笑)
でも、赤ちゃんの時から見ている子はど〜しようもなく可愛くて仕方ないし、実際彼はとても可愛いです。彼がニコッと笑うと、もう私はメロメロです(先生バカ)
T君は小さい頃からとても繊細で、私の前でピアノを弾くときはいつも指先から汗をかいて、鍵盤が真っ黒になるくらい緊張するタイプでした。小学3年生頃には円形脱毛症になったりもしたのですが、高学年になってから剣道を始め、心身共に逞しく成長しました。
ピアノは、特に好きでも嫌いでもなさそうだったのですが、赤ちゃんの頃から骨格がしっかりしている様子だったので、指の訓練に関してはうるさく言わないで「指を立てる、手首を上げる」程度にとどめておきました。
また、どちらかと言うと不器用な子なので、教材もできる限り遠回りをさせていたら中学に入ってもメトードローズの下巻をヨタヨタと弾いていました。
でも、中学3年生となった今ではラジリティーとブルグミュラー25を3分の1ぐらいまで進んできました。また、受験を控え剣道の練習がお休みになってからはブルグミュラーを2週間に1曲のペースで読んできます。
この分だと、高校を卒業する頃には簡単なショパンのワルツをヨタヨタと弾けるくらいにはなるでしょう。また、18才頃まで続ければ、ピアノを一生の趣味とすることも可能ですし、教育大学などに進学してもピアノで苦労することはない!
彼にとって、ヨタヨタとピアノを続けてきたことがなんの役に立つのか???
それは、これからの彼の成長を見守り続けながら私が学ばせて頂きたいと思っています。
ただ、昨日も大雪の後でまだ道がところどころ凍っているのに4キロ以上の道のりを自転車で嬉々としてやって来る彼は、ピアノに来ることをとても楽しみにしていることは確かです。