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第8回K君のレッスン [生徒カルテ]

今回からK君のレッスンは幼稚園ではなく私の自宅で行う事になりました。
K君には4年生のお兄ちゃんがいて、お兄ちゃんの塾やらヴァイオリンやらetc...お母様と話し合ってスケジュール調整をした結果です。

K君はお兄ちゃんがヴァイオリンのレッスンを受けている間我が家でピアノのレッスンを受け、お母様が迎えに来るまで我が家で待機!
ところが、私のスケジュールはK君の次には他の生徒さんが入っていて動かせない状態です。

K君が次の方のレッスン中に大人しくしていられる訳はありませんので、K君の時間の前に成人で保育士資格を持っているけれど現在失職中の生徒さんNちゃんのレッスンを入れ、ついでにK君の子守りをお願いしました。

このNちゃん、つい最近アスペルガー症候群の診断を受けたばかりです。
保育の専門学校を卒業後、保育とは関係ないサービス業に就いたのですが、職場の異動やら人間関係やらで鬱状態になってしまい受診した所「アスペルガー」の診断を受けました。

K君が到着する前に私もNちゃんもスタンバイばっちり!
パソコンの電源は落とし、悪戯できないように!寝室には鍵をかけ、レッスン室の中のK君の興味を持ちそうな物は隠す(笑)

到着したK君は開口一番『ネコはどこ?」でした(笑)
ネコは嫌になったら逃げて行くのですが、K君のレッスン中はなぜかレッスン室に居ました。

お兄ちゃんのヴァイオリンのレッスンに去って行くお母様を見送り、レッスン開始!

最初は音符カードでトランプごっこ!Nちゃんも一緒なのでK君は楽しそうでした。
次は電子ピアノを思う存分鳴らし…(これは外せないみたいですね)
飽きると「2階の部屋に行きたい!パソコンを触りたい」とゴネ始めました。
「K君、まだピアノの絵本が終わってないよ」と声を掛け、ピアノの絵本の音符を読んでもらいました。
ドレミファソは大分ちゃんと理解している様子なので、
「ピアノで弾いてみようか?」と言ったら「嫌!」と言われてしまいました(笑)
K君は今まで一度もピアノや電子ピアノで曲を弾いてくれた事がありません。。。
でも、今回は「ピアノ弾かないと今日のレッスンは終わらないから遊べないよ」とちょっと脅かしてみましたら、さっさとグランドピアノの椅子に座ってピアノの絵本の「きゅうこうれっしゃとしんかんせん」を弾いてくれました。
一本指ですが、いつのまにか鍵盤の位置も理解していました(驚)

約束通りレッスンは終了、レッスン室の隣の部屋でネコと仮面ライダーの本と古いパソコンとNちゃんと過ごしてお母様のお迎えを待ちました。

それにしても「な〜んだ、脅かしたら弾けるんじゃん」が今日の感想です(笑)
K君のレッスンにも「アメとムチ」を上手に使い分ける事は必須のようです。


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第7回K君のレッスン [生徒カルテ]

今回は、K君はレッスンバッグを忘れて登園していましたので、手ぶらで登場です。

レッスンの前半では電子ピアノを思う存分鳴らし、音符カードを行うので楽譜は必要ないのですが、とりあえずお家に連絡を入れました。
ここで登場してしまったのが携帯電話(笑)
K君は私の携帯電話で写真を撮るのを楽しみにしています。
でも、前回のレッスンでの反省もあるので、きっぱりと「ピアノのレッスンが全部終わらないと携帯電話で遊べないよ」と告げました。
K君は素直に応じました。

気持ちを切り替えて、電子ピアノを思う存分鳴らし…までは良かったのですが、音符カードの食いつきは今ひとつでした。
お母様登場で楽譜が届き、今回はピアノの絵本をめくりながら絵を楽しみました。
K君は電車が大好きで、新幹線と急行列車のページが気に入った様子。「急行列車より新幹線は速いんだよ、700系とN700系に乗った事があるよ」と話してくれました。

今回のレッスンで感じた事なのですが、K君は話しかけても返事をしてくれない事があります。
実は他の発達障害のお子さんでも同じように返事をしない事が多いのです。
もう一人の発達障害のL君は、お母様が「お手伝いをして」「宿題をやりなさい」とどれだけ言っても叫んでも怒鳴っても返事をしません。
でも、どれだけテレビやゲームに夢中になっていても、もっと楽しい話題には返事をします(笑)

私の親戚に難聴の従姉妹が居りますが、彼女も子供の頃は都合の良い事は聞こえて都合の悪い事は聞こえませんでした(笑)

「障害」という言葉でひとくくりに出来ないポイントがここにあるのではないか?と思うのです。
難聴の彼女は「障害」を言い訳に、聞こえたり聞こえなかったりしているのですが、K君もL君も「障害」があるので返事が出来ないのではないか?
そう考える必要があるのではないか?と感じました。
「返事をしない」と「返事が出来ない」の違いを見極める必要があるみたいです…


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第6回K君のレッスン [生徒カルテ]

今回、年長さんになったK君は私が幼稚園に到着した際に年長さんが遊んでいるお遊戯室を通過するのを見て、自主的にレッスンバッグを持って2階のレッスン室に来てくれました。
素晴らしい進歩なのですが、私のレッスン内容はダメダメになってしまいました。(涙)

いつものようにK君は教室に来てから電子ピアノを思う存分鳴らして楽しんでいて、頃合いを見計らって音符カードを見せます。

でも、私は欲張ってしまったのです。。。
前回ト音記号のド〜ソがしっかり覚えられたので、今回は更にラシドを増やしました。
普通に考えて、ド〜ソを覚えたらしばらくはそれが定着するまで繰り返し練習に徹するのが原則なのに…
K君の能力が高いとは言え、彼のシャイな性格をもっと考慮すべきでした。。。反省です。

ちゃんと彼は答える意欲を失ってしまいました。
仕方がないので、音符カードで7ならべゲーム!
これには、なかなかの意欲を見せてくれてちゃんとド〜シまでならべる事が出来ました。

これからは、音符カードを読む時はド〜ソまで、7ならべゲームの時にはド〜シまで使用してレッスンして行きたいと思います。

次にピアノの絵本の音符読みを行いました。
今回はじめてK君はメリーさんのひつじを半分だけ歌ってくれました。
ピアノの絵本のメリーさんのひつじは困った羊さんで(笑)学校に行こうとするメリーさんについて行こうとしているのです。
K君も「羊は幼稚園に連れて行っちゃダメ」と言っていました(笑)

まぁ、失敗もあったのですが、ここまでは一応レッスンらしくできたのです。
でも、その次にK君が「先生の携帯見せて」と言い出しました。
前回のレッスンの時に私がK君の写真を撮ったのを見て興味を持っているのです、しかも、器用に写真を撮ったり画面を横向きにしたり…
さすがに男の子です、機械物は大好き!

携帯が壊れようが、何枚写真を撮ってくれても全然構わないのですが、、、
K君のレッスン時間が減ってしまうのが心苦しいのです。

次回、K君とレッスンのルール作りをしなくては…

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第5回K君のレッスン [生徒カルテ]

K君のレッスンを開始して1ヶ月が経ちました。手探りながらも、ちょっとK君と仲良くなれて、お互いに少しリラックスできるようになりました。
レッスンのはじめにご挨拶したら、いつもK君は電子ピアノを思う存分鳴らします。
しばらくは彼の楽しそうな様子を見守りますが、頃合いを見計らって声をかけます。
今回も音符カードを見せて「これは何の音?」と聞くと、忙しく電子ピアノの鍵盤を叩きながらも答えてくれます。最近わかって来たのですが、K君はなかなかシャイな性格の持ち主で、自信のない事は答えてくれません(笑)
そんな時はムリに答えさせずに、さり気なく答えを教えます。
音符カードにはだいぶ慣れたようなので、今回はトランプのババヌキみたいにお互いにカードを取り合いながら音符を読むゲームをしました。
K君はこの遊びがとても気に入ってくれて、何度も繰り返した挙げ句の果てにカードが完璧に読めるようになってしまいました(^^ゞ

試しに、譜面台にカードを適当に並べて左から順番に指差しながら電子ピアノの鍵盤を弾く見本を見せると、最初は躊躇したものの弾きはじめました。
これにはお母様も驚いていました。

もう充分に今回のレッスンの目的は達成できたので「おしまいにしようか?」と聞くと「まだやる」と言って打楽器の入ったバスケットを引っ張り出して来て、実に楽しそうに叩きまくり(笑)
モンキータンバリンは足から履いてウエストに!
とても楽しそうな笑顔にこちらの顔もほころびます。

次回のレッスンでは何をしてくれるのか?
私が楽しみです(^^ゞ
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第4回K君のレッスン [生徒カルテ]

遅くなりましたが、先週のK君のレッスンの様子です。

先週は幼稚園がお休みの日だったので、以前K君と約束した件を実行しました。
「春休みになったら我が家のネコう〜ちゃんと会わせてあげる」
これがK君との約束(笑)

幼稚園がお休みなら、園庭に車が停められますのでレッスン中はネコを車の中に入れておけますし、ネコの様子も判るので安心です。

…でも、やっぱり失敗でしたね(笑)
K君もK君のお兄ちゃんもネコに夢中!幼稚園の裏のお寺で飼われているネコのガチャピン君も登場し、ピアノどころではありませんでした。

それでも、ちょっとだけレッスンしてくれました。
K君はレッスンに来ると必ず心ゆくまで電子ピアノを鳴らします、この時の表情がとても良いのです。
彼の耳にはいったいどんな魅力的な音が聴こえているのでしょう?
いろいろな雑音にすっかり慣れ切ってしまっている私の耳には聞こえない素敵な音が聴こえている表情をします。

音符カードはト音記号のド〜ソまで、まだちょっと怪しいですが覚えた様子です。
ド〜ミまでの楽譜もだいぶ読めるようになりましたが、音符と鍵盤が彼の中ではまだ繋がりません…
今後はこれが課題です。

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第3回K君のレッスン [生徒カルテ]

今回もK君は幼稚園でトラブルがあったようです。彼の場合、集団生活の中でトラブルになる事は日常と考えた方が良いみたいです。
それでも、ピアノですよと声を掛けると一目散にレッスン室に走って行きます。
レッスン室に入ると、早速電子ピアノを思う存分鳴らします。
先週教えた鍵盤のドはどこ?と聞くと、ちゃんと弾いてくれます。褒めると喜んでアコースティックピアノでも弾いてくれました。
K君お隣は何の音?と訊ねるとレと答えてくれました、その上鍵盤を一本指で弾きながらドレミファソラシを歌ってくれました。
でもK君のピアノタイムはここで終了したらしく、バスケットに入っている鈴やらタンバリンやらトライアングルを鳴らし始めてご満悦!
ガチャガチャ鳴らしている最中のK君に音符カードを見せながら、これはド、これはレ、これはミと教えたらすぐに覚えてしまって、カードを見せるとちゃんと答えてくれました、これにはちょっと驚きました。
ついでに、幼児用の楽譜を見せて音符を指差すとちゃんと読んでくれました。
まだ歌いながらリズム打ちとかはしてくれませんが、今回のレッスンではなかなかの進歩を見せてくれました。

第2回K君のレッスン [生徒カルテ]

今日は二回目のK君のレッスンです、今日は幼稚園に到着するといろいろな先生方から「今日はK君はお友達とトラブルがあったので気持ちが切り替わっていないかもしれません」とお声をかけて頂きました。
この幼稚園では発達支援が必要なお子さんを積極的に受け入れているので、先生方はとても的確なアドバイスをして下さいますから心強いです。
K君に「ピアノですよ」と声をかけると、走って二階に上がろうとします。やる気は満々なようですが、手ぶらなので(笑)「ピアノにはおカバンがいるね」と声をかけて一緒に教室へ、先週と同じようにK君はまず気が済むまで電子ピアノを弾きます。
ところが今日はいつまで経っても気が済みません、ついにはお迎えのお母さん登場!
お母さんの協力も得て、歌を歌ってリズム打ちをしてもらいたかったのですが、K君は興味なし!
それでも先週覚えたチョキは忘れていなかったし、今日は鍵盤のドと音符のドを覚えてくれました。
お家でもちゃんとチョキの復習は自主的にやってくれていたようです。
「ピアノは楽しい?」と聞くと「うん」と答えるので、彼なりに楽しんでくれているみたいです。
焦らない焦らない(^-^)
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第1回 K君のレッスン。 [生徒カルテ]

本日からK君(年中さん)のレッスンをスタートしました。

K君は発達障害のあるお子さんです、大きな音を怖がったり、お友達と上手く交流できない、パニックを起こす事もある、過去の嫌な事を突然思い出して怒り出す事もあるそうです。

K君の上の子は1年前からレッスンに来ていて、K君は時折教室にお母さんに連れられて来ていたのですが、先週「僕ピアノ弾きたい」と言い出したので急遽レッスンをスタートする事にしました。

K君は前もって心の準備をしている事に関してはスムーズにできるので、1週間前からお母様から
・レッスンを受けるのだ
・先生の言う事を聞くのだ
・ご挨拶をするのだ
・お母さんは後から来るのだ
と良く言い聞かせておいて頂きました。

3時丁度に幼稚園のお教室に「ピアノですよ」と呼びに行くと、素直に靴を履いてやって来ました。心の準備はできているようです。
さっさと2階のレッスン室に上がって行き、K君用に準備した小さな電子ピアノの前にちょこんと座っています。
「僕、これ弾きたい」とやる気満々なので「K君は今日からピアノを習いに来たんだよ、ピアノはご挨拶をしてからね」と言うと「よろしくおねがいします」と頭を下げて、さっそく電子ピアノの蓋を開け鍵盤を押さえるのですが電源が入っていないので鳴りません。
スイッチの場所を教えると、まずは気の済むまで色々な音を鳴らします。
もういいかな?と思って、K君の為に準備したプリントりんごや花や動物が1つだけ、2つ書いてある、3つ書いてある中から2つ書いてある物に丸を付ける課題です。鍵盤のドを導入する為には黒鍵が二つの所を探さなくてはならないので、あえて2つを探してもらいます。
ところが「お母さんいつ来るの?」と窓の所に走って行ってしまいました。
「お母さんはもうすぐ来るよ、K君がこのプリントできていたらお母さん喜ぶと思うよ」と誘うと実にちゃっちゃとやってくれました(笑)
K君は発達障害ではあっても知能はおそらく高いと思われるお子さんです、彼にとっては簡単すぎる課題だったでしょう。

次に色紙をじゃんけんのチョキの形に切った物を手渡して、電子ピアノの黒鍵が2つの所を探す事を教えました。
これもあっさりクリアー…したところでお母さん登場!
本日のレッスンはここまで、カードにシールを貼って、「ありがとうございました」ご挨拶して終了です。
お母様と本日のレッスン内容の説明と、次回レッスンでは鍵盤と音符のドを教えたい事をお話ししました。

今までも発達障害のあるお子さんに接したり、レッスンをした事もありますが、今回は大変ご理解のあるお母様にもご協力を頂いてK君のレッスンの様子をこのブログに記録して行きたいと考えています。

本日のK君のレッスンは15分間でした。


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T.Tちゃん [生徒カルテ]

T.Tちゃん、年長さんです。
毎週、月火は幼稚園の2階の部屋を借りてレッスンをしています。
ここの部屋は広いのと、園長先生の希望もあって幼児グループレッスンを行っているのですが、T.Tちゃんは個人ピアノレッスン希望でやってきました。
彼女はピアノをはじめて約1年、3人兄弟の末っ子で、親御さんは何かと忙しいらしく、幼稚園が終わると「自動的」にピアノのレッスンに連れて行かれる便利さが良かったみたいで、特に「ぜひピアノが弾けるようになって欲しい」と思っている訳ではなく、むしろ「どうせ弾けるようにはならないだろうけど、本人が行きたがるから習わせている」様子です。

ですから、もちろん家で練習なんてほとんどやってきません(笑)
親が練習させないなら、子供に自発的に練習させるしかないのですが、あの手この手を使うのですがなかなか難しいものです。
こういうケースでは、宿題の曲をある程度まで弾けるようにして帰します。弾けない曲を一人で寂しく練習する可能性は低いけれど、弾ける曲なら弾くかもしれない...
まぁ、こちらの気持ちなどおかまいなしに、彼女は気が向いたときだけ練習してきます。

先週は大雪で彼女は幼稚園もピアノもお休みしました、昨日はピアノにやってきたのですが「せっかく覚えたヘ音記号をきれいさっぱり忘れていました」(笑)
来週もお正月でレッスンが抜けるから、次はト音記号も読めなくなるかな???再来週のお楽しみです。

T.Tちゃん、来年またがんばろうね!!
彼女は来年から小学生、小学校になったら親御さんはわざわざ幼稚園に彼女を連れて来ないでしょう。
何とか4月いっぱいまで来てもらって、小学校に慣れて落ち着いた頃にほかの教室に移ってピアノを続けてもらいたいと思っています。3月いっぱいでやめてしまうと、4月中に何もかも忘れてしまいますから。。。


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T.K君 [生徒カルテ]

T.K君は中学3年生。4人兄弟の末っ子です。
このK家4人兄弟は全員ピアノを習いに来ています、上からY.Kちゃん大学4年生、N.Kちゃん専門学校2年生、M.K君高校2年生、そしてT.K君です。
K家とのお付き合いは、一番上の子が4才の時からですので18年間。T君は最初はいなかった(笑)M君もです。
初めて会ったときは生まれたての赤ちゃんだったT君も、今や身長175センチの剣道少年に成長し、さすがに抱っこ出来なくなってしまいました(笑)

でも、赤ちゃんの時から見ている子はど〜しようもなく可愛くて仕方ないし、実際彼はとても可愛いです。彼がニコッと笑うと、もう私はメロメロです(先生バカ)

T君は小さい頃からとても繊細で、私の前でピアノを弾くときはいつも指先から汗をかいて、鍵盤が真っ黒になるくらい緊張するタイプでした。小学3年生頃には円形脱毛症になったりもしたのですが、高学年になってから剣道を始め、心身共に逞しく成長しました。

ピアノは、特に好きでも嫌いでもなさそうだったのですが、赤ちゃんの頃から骨格がしっかりしている様子だったので、指の訓練に関してはうるさく言わないで「指を立てる、手首を上げる」程度にとどめておきました。
また、どちらかと言うと不器用な子なので、教材もできる限り遠回りをさせていたら中学に入ってもメトードローズの下巻をヨタヨタと弾いていました。

でも、中学3年生となった今ではラジリティーとブルグミュラー25を3分の1ぐらいまで進んできました。また、受験を控え剣道の練習がお休みになってからはブルグミュラーを2週間に1曲のペースで読んできます。
この分だと、高校を卒業する頃には簡単なショパンのワルツをヨタヨタと弾けるくらいにはなるでしょう。また、18才頃まで続ければ、ピアノを一生の趣味とすることも可能ですし、教育大学などに進学してもピアノで苦労することはない!

彼にとって、ヨタヨタとピアノを続けてきたことがなんの役に立つのか???
それは、これからの彼の成長を見守り続けながら私が学ばせて頂きたいと思っています。

ただ、昨日も大雪の後でまだ道がところどころ凍っているのに4キロ以上の道のりを自転車で嬉々としてやって来る彼は、ピアノに来ることをとても楽しみにしていることは確かです。


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