発達障害などのこと、、、 [ピアノ弾きの雑記]
先日、昔お世話させて頂いた生徒さん(男児双子ちゃん)のご父兄と久しぶりにお話をさせて頂きました。
この双子ちゃん、幼稚園ではL君と同じクラスで現在は高校2年生になったそうです。
私がお世話させて頂いたのは幼稚園の時の2年間だけ、その後遠くに引っ越して行かれました。
L君は何度もこのブログに登場していますが、広汎性発達障害の診断を受けており、幼い頃はそれはもう「すごかった!!」問題行動も多かったため、比較的早い段階で診断を受け、適切な指導や治療を受けてきました。発達障害はあまりにも個人差があるので比べようもありませんが、L君は学校では吹奏楽部に入りお友達もたくさん、最近じゃ彼女もできたらしく(笑)普通の男の子として高校生活を謳歌しています。 L君ぐらいが、日本では幼い頃から発達障害の診断や治療を受けた初期のケースになると思われます。
一方、双子ちゃん達も最近になって二人とも何らかの発達障害があると診断されたそうです。
幼稚園の頃はおとなしかっただけだった(特に問題行動もなかった)ため、私も園の先生方も全く気が付きませんでした。
ご父兄のお話では「もう成長してしまっているので、今更なにも治療ができない」と言われたそうです。
あれだけ「すごかった!」L君はかな~り落ち着いたのに、、、やっぱり診断&治療やカウンセリングの効果は大きいのですね。
水道工事に負けています。 [ピアノ弾きの雑記]
自分がピアノを仕事に選んでしまったのだから仕方がないのだけれど、3歳の時から40年以上も毎日毎日練習を続けているピアノ、、、
正直、時にはすっごく練習が面倒なこともあります。 中村紘子さんの著書「ピアニストという蛮族がいる」ほどでない街のふつ~のピアノの先生だって練習しなきゃならんのがピアノ…スポーツに例えると分かりやすいかもしれないけれど、弾き続けるって現役で選手を続けることであって(ワールドカップ選手だろうが草大会選手だろうが)スポーツ選手だって現役を離れて何年も練習しなければウルトラC難度ウルトラD難度の技はできなくなるのです。
私自身も、元々があまり上手くない上に加齢に伴ってあっちが痛いこっちが痛い(涙)仕事や家のこともあって思うように時間が取れない等の物理的な問題に加え、気分が乗らない日もあったり、、、「ピアノが好き!」なだけでは到底続けられないです。ほとんど、意地と根性(笑)「 やっていて良かった」と思うときより大変なことの方が多いと感じることもしばしば。。。
今日はその「気分の乗らない日」(笑)せっかく午前中が空いているのに、、、理由はピアノの部屋の前の道路で水道工事が行われているから、、、ついついリビングに逃げ込んでしまいます。防音してあっても地響きは避けられないので、、、
「水道工事に負けてたまるか!!」と思いたいのですが、、、今日の午前中はできなさそうです。
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生徒さんの譜読み [ピアノ弾きの雑記]
生徒さんの譜読み、しかも単なる譜読み、これが私の頭痛の種であります。
どの生徒さんにも、ピアノをはじめた時からノート、音符カード、ドリルを駆使して音符やリズムの譜読みを教え、指の番号も「1のゆびさ~んはどこですか~♪1のゆびさんはここですよ♪」と成田剛先生の歌を使って幼い頃からインプットしているはずなのに、ほとんどの生徒さんが毎週必ずと言って良いほど譜読みを間違えてきます。
バイエル程度のお子さんは指番号が1と書いてあるから「ド」???左手の指使いが1と書いてあると小指が出てくる???etc...
ソナチネ程度になったって余裕でモーツァルトのソナタのリズムを読み違えて途中で倍のテンポになっている???
平均率だってカデンツの音符を数えて計算なんてして来ない。挙げ句の果てにはツェルニー50番を弾いているお子さんさえ1曲の中で数カ所の譜読みの間違いがある。。。
それぞれの生徒さんが間違えてくる度に一つ一つ間違いを指摘し、説明し、
「あなたは数字も読めない幼稚園児でちゅか?」と嫌味も付け加えるのですが…(笑)
自慢じゃないが、私が幼かった頃は譜読みを間違えたら「先生に殺されるんじゃないか?」と思っていたので、物心付いた頃からほとんど譜読みや指使いで注意された事はありませんでした。
「先生に殺されるんじゃないか?」と思わなければ正確な譜読みはできないのか?と真剣に悩む事もあります(困)
幼い頃から練習嫌いだった私は「間違えて読んだら修正するために余分に練習するのは損!」と思っていたので、新しい課題を頂くと最初は必ず片手で、空いている方の手は太股をひっぱたきながら拍子を取り、指の訓練も兼ねられるかも?とやたらとフォルティシモで(これはいつも母が嫌がっていたが…)臨時記号がややこしい部分には鉛筆で書き込み、再現部など指使いが書かれていないところにも指使いをちゃ~んと書き込み、リズムが難しい部分は懸命に計算して、とにかく目を皿の様に見開いて血走らせながら読んだ記憶があります。
「新しい課題を貰ったら、最初は片手で間違えない様に読むのよ」と口を酸っぱくして言っているはずなのに、間違えそうな部分は前もって説明もしているのに…
私の迫力不足なんでしょうかねぇ~~~???
できた!!! [ピアノ弾きの雑記]
今年のショパンイヤーの催しのお手伝いで、ここ一年間ぐらいずっとショパンの作品をパソコンで書いていました。
パソコンって長時間根を詰めて作業することを続けると、肩やら腰やら痛くなるし、目はショボショボになるし…一時はドクターストップがかかってお休みした時期もありましたが、どうにか本日全部入力し終えました。
まだまだ校正が残っていて、使い物になる楽譜にするにはそれなりに作業は残っていますが、、、
今日は自分を褒めてあげたいです。
これらの楽譜が製本できたとき、演奏されたとき、もっともっと嬉しいんだろうな~~~!!今から楽しみです。
こちらの催しの最終日に演奏される予定です。
インピンジメント症候群 [ピアノ弾きの雑記]
昨年の夏以前から肩が上がらなくなっていて、整形外科で診察して貰ったらインピンジメント症候群と言われました。
インピンジメントって要は「四十肩」いえ、これは正確に言うと「五十肩」なのですが(笑)四十肩という病名は本当は存在していなくて、医者が患者に気を遣って四十と言っているだけで、本当の病名は五十肩だそうです。
私の主治医はおそらく曲がったことが嫌いならしく、かと言って患者に気を遣って横文字になっているみたい(笑)
病名なんてどうでも良いのだけれど、肩と言うよりは腕、上腕部が痛く、最近までは横は90度より上には上がらない上に後ろには全く回らない状態、伴奏用の黒のワンピースはファスナーを上げることが出来なくてニットのワンピースをあわてて調達したくらいです(笑)
主治医が言うには原因は長時間のパソコンとピアノ 、私の場合パソコンで楽譜を書く際に左手で鍵盤キーボードを使い続けるため左腕に症状が出ているらしいです。
ところが、このインピンジメント症候群、最近劇的に改善しています。その理由がスキー、しかも、スキーでの転倒です。
私のやっているスキーはアルペン競技の大回転、なかなかのスピードが出て、かなり危険なスポーツなのですが…練習や大会で何度も空を舞う、、、つまり、大クラッシュするたびに当然腕や肩に激痛が走るのです。 普段痛くて動かせない腕がとんでもない方向に動かされてしまうのですから、直後は強烈な痛さです。
ところが、翌々日くらいに痛みが治まってくると左腕の可動範囲が広がっているのです。今シーズンに入ってからスキーでは4回くらい転倒して、今では140度くらい上げられるようになりました。
これに驚いたのは私だけではなく主治医もびっくり仰天!「痛みで動かせなくて固まってしまっていた部分が無理矢理動かされることで動くようになっちゃったのね」とあきれ顔でした。
ま、他人様にお勧めできる方法ではございませんが…